2007年01月17日
朝
もう12年も経ちます.私にとっては目まぐるしい12年間でした.
あの震災の日,神戸のまだ北にあるわが家もそこそこ揺れました.
でも,市内に死傷者が出なかった程度.被害もほとんどありませんでした.
「でもね,あんた負傷者1になってないのが不思議だよ」とは,母の言葉.
あの日,普段の寝相なら,ぜったいそこに両足がある,という場所に本棚が倒れてきました.
壁にそって立てかけていた,横1m高さ2m程度の文庫本用の本棚です.
本体は金属製だし,棚いっぱいに両親の集めた文庫本が入っていました.薄っぺらい棚でしたが.
部屋の戸をあけて,娘の無事を確認しに来た両親がいっしゅん何も言えなくなってたの,覚えているなぁ.
明け方からのどの調子が悪くて,目が覚めて寝付けず,丸まって眠っていたのが幸いしたのでしょう.
両足は無事でした.
うん,まぁ,命とまではいかなくても,拾ったものは大きかったと思います.
拾ったのか,拾わせてもらったのか.
あの朝の,遠くから聞こえてきた地響きは忘れられません.
ただの偶然と片付けらてしまうものを,誰かの配慮と考えてしまうのは,やっぱり中高で受けたカトリック教育の影響でしょうか.
ライフラインは平然と生きていたし,地域の学校はその日から平常授業やってました.
少し離れた海辺がわは想像もつかない状況だったのに.
本棚は両親が早々に撤去してくれました.
1時間半かけて通っていた学校は,震災の影響で長期休校となりました.
友人たちにも会えずヘンな時間ばかりがあったのに,その頃の記憶がほとんどありません.
余震はよく覚えているけど.
そっからの12年間を振り返ると,よくもまぁたくさんの機会を与えられ,今もこうして生きているものだと思います.
あの朝に,無傷で生かされた理由に思いを馳せる日です.
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- at 15:12
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